邦題改変は慎重に

マイティ・ソー ラグナロク」の邦題が「マイティ・ソー バトルロイヤル」に改変されたことがネット上で話題になった。マーベルシリーズが好きな私としてはかなりのショック。なんだか神々の最終戦争がただのプロレスに格下げされたみたいだ。

 

洋画の邦題改変の騒ぎは昔から多々起こっているようだが、ふと「ベイマックス」のことを思い出す。

 

初めて「ベイマックス」というタイトルとポスターを見たときは、少年とロボットとの絆を描いた心温まるストーリーかなと思っていた。だが、実際見るとバトルやアクションの要素が色濃かった。もちろん感動する場面はあったし、バトルもそれはそれで面白かったのだが、あまりの内容との相違になんとも拍子抜けした気分だった。

 

実はこのベイマックス、原作はマイティ・ソーと同じマーベル・コミックスのひとつだ。タイトルは「BIG HERO 6」。言うまでもなくヒーローものである。あまり人気が出ずに1年足らずで連載が終わってしまったが。映画にもバトルアクションが含まれているのだったら、最初からそれを含めたタイトルとポスターにすればよかったのに。ポスターといえば、日本版のポスターはやたら俳優の顔を前面に出すし、キャッチコピーもなんだかダサくて長ったらしい。情報が多すぎる。

 

こういった邦題は、普段映画を見ない人たちでもパッと見で理解できるようにわかりやすさを追求した結果らしい。改変した結果が好評なのもあれば、ボロクソに酷評されることもある、大変難しいものだというのは容易に理解できる。ただ、映画のイメージを変えてしまうようなタイトルはいかがなものか。

 

わかりやすさを追求するという消費者志向は良いことだが、その映画が伝える内容や世界観を壊さない心がけもしていただきたい。

 

ナッシュが見た苦悩の末の答えとは

久しぶりの投稿。

 先日見た「ビューティフル・マインド」がかなり印象に残ったので紹介したい。

ビューティフル・マインドは2001年公開の映画で、アカデミー賞作品賞を受賞している。

現実との相違点はあるが、作品の内容をベースに書かせていただく。

  

主人公ジョン・ナッシュは天才数学者。

「この世すべてを支配できる理論を見つけたい」

そんな願いを果たすために、孤独な研究に没頭する。

そして、既存の経済理論をくつがえす均衡理論を発表した。

晴れて研究員の職を獲得し、結婚もして順風満帆な人生かと思われた。

しかし政府から暗号解読を強要され、重圧からか、次第に精神をむしばまれていく。

幻覚に苦しみながらも、決して考えることを諦めないナッシュ。

アリシアに支えられながら、彼が人生をかけて導き出した理論とは…

 

 

本作品の主人公ジョン・ナッシュは、ゲーム理論を発見したことで有名であろう。

経済学を学ぶたいていの人なら聞いたことがあるかもしれない。

この理論を発見したのが大学院の博士課程時代というのは驚きである。

1994年には、このゲーム理論ノーベル経済学賞を受賞した。

しかし残念なことに、2015年に交通事故で夫婦ともに亡くなってしまった。

 

 

この作品の見どころのひとつは、ナッシュの波乱万丈な人生である。

数学者のイメージといったら、社交的でなく、何もかもを数字やら理論やらに当てはめて考えたり、のようなものだが、彼はそれを10倍濃くしたような人だ。

恋愛までも理論で考えてしまっている。

そんなカタブツのナッシュはマサチューセッツ工科大学の研究員だったときに、当時学生だったアリシアと出会う。

お互いが惹かれあっていくのだが、どんな時でもアリシアが内向的なナッシュをリードする様は、とても微笑ましい。

しかし、妻が妊娠した頃からナッシュに異変が見られる。

統合失調症と診断されたのだ。

作中で、ナッシュが会話していたあの人もこの人も、みんな幻覚だとわかったときは恐怖を覚えた。

苦しい闘病生活は、見ているこちら側も精神をすり減らしてしまうほどだ。

薬の服用、ショック療法、あらゆる手が尽くされた。

どこにいてもナッシュのそばには幻覚が付きまとい、彼を糾弾する。

症状が治まったと思えばまたぶり返す。入退院も幾度となく繰り返した。

快復までに30年ほどを費やした。

アリシアの支えがなければ、彼は廃人になっていたかもしれない。

快復後はプリンストン大学に復帰した。

相変わらず幻覚に悩まされたが、幻覚を徹底的に無視することで折り合いをつけた。

そして1994年、ノーベル経済学賞を受賞。

受賞後のスピーチは、妻との闘病生活の末にたどり着いた答えが、簡潔でいて、そして力強く示されている。

このスピーチを聞けば、この作品の題の意味がきっとわかるだろう。

 

 

この作品のもうひとつの見どころは、ナッシュとアリシアを演じる、俳優たちの迫真の演技である。

ナッシュを演じるラッセル・クロウは、「グラディエーター」や「レ・ミゼラブル」で有名であろうか。

これら力強い役とは打って変わって、ナッシュの社交性の無さやコミュ力の無さが、ひとつひとつの仕草から伝わってくる。

闘病生活で次第にやせ細り、やつれていく姿や、いるはずのない幻覚に恐怖し、怒鳴り散らす様は、圧倒的だ。

ラッセル・クロウの役の幅広さにとても関心する。

 

妻のアリシアを演じるのは、ジェニファー・コネリー

本作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。

聡明さに加えて、カタブツナッシュの研究室に突撃訪問するような大胆さも備えた女性である。

ナッシュに足りないものを補ってくれて、そして彼の心の支えとなる存在だ。

統合失調症にナッシュ自身はかなり苦しんだが、妻アリシアも彼への献身の最中で同等に苦しんだ。

彼女が自暴自棄に陥る場面があったが、その悲痛な叫びは、聞いていられないほどに辛いものだった。

 

最後に、

もしナッシュが病に陥っていなければ、と考えた。

もし病に陥っていなければ、もっと数多くの偉大な理論を発見していたかもしれない。

もっと数多くの偉大な賞を取っていたかもしれない。

色々考えてみたが、やはり病があってこそのナッシュなのかもしれない。

人生の大部分を幻覚に苦しめられながらも、決して数学を捨てなかったナッシュ、その彼をそばで支え続けた妻アリシア

この二人の不屈の精神が、数々の理論を超えて、ナッシュを偉大たらしめているのだろう。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーベル展に行ってきた!

4月7日から始まったマーベル展。さっそく友人と行ってきました。

思い返せばマーベルに初めて触れたのは2008年。中1の時に父親と映画館でアイアンマンを見たことをよーく覚えてます。
本編の序盤でアイアンマンことトニー・スタークの胸に電磁石が取り付けられていたシーンはショッキングでした。
そしてアーマーを纏って1人でテロリストを鎮圧したシーンは本当にカッコいい……
https://youtu.be/DTqa-NEwUbs
↑カッコいいシーンですよ。


ではマーベル展の話に戻りまして、
場所は六本木ヒルズ展望台東京シティビューの52階です。52階ですよ笑
入場料は一般が1800円で学生は1200円です。

52階に到着すると、エントランスには大きなポスター?が

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少し進むと高さ5mのアイアンマンが!

これは興奮ものです。インパクト大。

確かマーク43でしたかね。アベンジャーズ・エイジオブウルトロンのオープニングに出てたと思われます。

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次は、マーベル・ヒストリーコーナーです。

マーベル・コミックスの歴史が映像とともに説明されてます。マンガのヒットから経営難、そしてその末の映画事業。となると、2008年のアイアンマンはコケたら一巻の終わりという大きな賭けだったんですね。

他にもマンガの現物が展示してあったり、主にアベンジャーズのメンバーのパネルなんかがあります。パネルを見ればそれぞれのキャラクターへの理解が深まります。ビジョンとスカーレット・ウィッチが結婚してたとか。笑

ちなみに、こちらのコーナーは撮影不可です。

 

次は中継ポイント

アイアンマンマーク1から4が展示されてます。撮影可。最高。

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お次は、マーベル・シネマティック・ユニバースコーナー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとかアベンジャーズの面々の衣装や道具なんかが展示されてます。衣装を近くでみると想像以上にデカイ。あと、キャプテンアメリカの盾がキレイ。ここは撮影不可。

 

次、ショップ

湯水のごとくお金を消費。高いけどついつい買ってしまいました。

下の50階にもショップが。

等身大の人形もありました。

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これで終わりと思って地上に降りたら今度はハルクとハルクバスターがいました。これもデカイ。

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ということで、映画を全作見たわけでも、ましてやコミックを読んだこともない僕でも楽しめる所でした。1800円でも安く感じたくらいです。興味のある人は絶対に行くべし!

 

リンク:マーベル展 MARVEL/AGE OF HEROES EXHIBITION

http://www.tokyocityview.com/marvel-exhibition/sp/

 

 

 

 

軍艦島に行ってきました

みなさんは長崎県長崎市にある軍艦島をご存じでしょうか?最近は世界遺産に登録されて少しは有名(なはず)なんですが...

実は私、長崎県長崎市出身なのに行ったことがなかったんです。春休みでいい機会だったので軍艦島に行ってみました。

 

まず軍艦島について簡単に説明をしておきます。

正式名称は端島(はしま)。明治時代から石炭の採掘場として発展しました。その過程で人口が増えたので、住居、病院、幼稚園、小学校、神社などが建設されました。ちなみに日本で初めて鉄筋コンクリート造の建物がつくられたのは東京でも大阪でもなくこの軍艦島です。最盛期には人口密度が東京23区の9倍にのぼり、世界一を誇っていました。誇るほどでもないですが....。1974年にエネルギー革命の影響を受けて閉山、そのたった3ヶ月後に無人島と化しました。そして2015年、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、石炭産業」の1つとして世界遺産に登録されました。

 

さて、軍艦島には5つのクルージング会社のツアーで上陸することができます。そのうちの1つである軍艦島クルーズ株式会社の「軍艦島上陸クルーズ」を選びました。安かったので笑。

 

長崎港を出発し、途中に高島という軍艦島近くの島で休憩を含めて1時間ほどで到着です。ガイドさんが所々で長崎港周辺のことについて説明してくれるのでそんなに退屈しません。ただ、風にさらされるのでけっこう寒かった。

 

そして到着。

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島の周りを1周してくれるので写真撮り放題です。

 

上陸。

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廃墟というか、遺跡感があって圧倒されます。

ここでもガイドさんが説明をしてくれます。ウィキペディアにも手元のパンフレットにもない話をしてくれるのでとても面白いです。滞在時間は50分です。

 

帰る。

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逆光で島が暗く見えるとかなりバトルシップ感が強いですね。軍艦島と呼ばれるのも納得です。

 

最後に、長崎県は日本の西の端にあってなかなか訪れることなんてないと思います。九州に行ってもせいぜい福岡止まりでしょうか?

歴史・文化に興味のある方ならきっと長崎は面白いところなはずですよ。僕も地元の良さを再認識しました。

ぜひ九州、そして長崎に行ってみてくださいね。